退職をして、2週間が経過しても離職票が届かない場合はどうしたらいいか?
離職票は待っていても届かない場合があります。私も実際、退職して2週間経っても届きませんでした。
調べてみると届かなかった原因は、
退職前に交付希望をだして、必要事項に記入するという、離職票交付の流れを知らなかった事が原因でした。
離職票が交付するまでの流れを知っていないと、交付までに時間がかってしまいます。
この記事では、
- 離職票を交付希望する場合の手続き
- 離職票が届かない場合の対処法
について説明します。
ぜひ、退職が決まってる方の参考にして頂きたいです。
離職票を交付希望する場合の手続き
離職票を希望する場合、まず行わなくてはいけない事があります。
退職前に、「離職票の交付を希望する」事を伝えておく必要があります。
離職票は何に必要なのかというと、
失業手当の給付を申請する時に必要な書類です。したがって、すぐに転職をする予定の場合は必要の無い書類です。
大事なのは、退職したら、「会社から自動的に送られてくる書類ではない」という事です。
退職前にはすぐに転職をする予定だったので必要無いと思っていたけど、退職後にやっぱり必要となった場合、退職後でも請求ができます。
最初は必要なかったとしても、
退職後に必要になるかもしれないので、離職票交付の希望は出しておいた方が、退職後の手間が省けます。
退職後に必要になった場合の注意点は、
失業手当の受給期限は退職した翌日から1年間であるので、離職票が必要な場合は、早めに交付依頼をしましょう。
会社側は、従業員の退職後10日以内に、ハローワークに離職票交付に必要な書類を提出しなくてはいけないので、退職後2週間後には書類は交付が可能となっています。
雇用保険法で、従業員が希望した場合、会社は離職票の交付を拒む事ができず、拒む事は違法行為にあたります。(雇用保険法第76条3項)
離職票には2種類あります。
離職票には「離職票Ⅰ」と「離職票Ⅱ」2種類あり、失業手当の給付にはどちらも提出が必要となります。
【離職票は2種類あります】
- 「雇用保険被保険者離職票1」は「氏名」「雇用保険被保険者番号」「入退社日」が記載されている
- 「雇用保険被保険者離職票2」は、「退職理由」「退職直前6か月の給与」が記載されている
離職票2は、交付される前に、事前に「必要事項に記載」「署名」「捺印」を行い、記入が終わったら、会社に一度、返却しなくてはいけません。会社はその書類を持って、ハローワークで手続きを行います。尚、退職後の場合は、「離職票2」の返却は郵送でも大丈夫です。
離職票が届かない場合、会社が離職票を交付する手続きの為にハローワークに行っていなかったり、ハローワーク側で手続きが遅れている場合があるので、届かない場合は、確認が必要になります。
退職後に離職票が届かない場合の対処方法
離職票が届かない場合2つの原因が考えられます。
- 事前に交付の希望を会社に伝えていなかった。
- 事前に交付の希望を会社に伝えていた。
で変わっていきます。
事前に交付希望を伝えていなかった場合
会社側は、希望を伝えていない場合は交付しない場合もあるので、すぐに、電話か、書面にて至急で交付依頼をしましょう。
事前に交付希望を伝えていた場合
まずは、会社に進捗状況を問い合わせましょう。会社側の手続きの遅れなのか、ハローワークの方の事情で遅れているのかを確認します。
これはあまり考えたくはないですが、
会社側が交付を拒否している場合も、全く無いわけではないので、その可能性がある場合には、自分の管轄のハローワークに相談してみましょう。
会社が離職票を拒んでる場合には、雇用保険法の違反にあたり、罰則の対象となる場合があります。
まとめ
今回は、離職票が届かない場合の対処方法に関してまとめました。
退職後の転職する・しないでも、必要な書類が変わってきますし、確認する事も増えます。
一つ一つを調べるだけでも手間がかかってしまうので、今回はぜひ退職される方の参考にして頂きたいです。